アイルランドにどっぷり浸かった店長の部屋

ケルトの森トップページへ
 


《ご注意》

このページは店長のプライベート写真を使用していますので、一切の転載を禁じます


アラン諸島の風景
<アラン諸島の風景>



上の風景は、アイルランドの西にあるアラン諸島の1つ、イニシュモア島の風景です
全体的な高低差は多少ありますが、山のような起伏は一切なく、岸壁まで真っ平らな島

元々この島は土すらもなく、移り住んだケルト人が石を砕いて土を作り、海草を敷いて肥料にし、石を積み上げ風防にしてこの厳しい環境の中で生きてきました


実はこの島、あのスタジオジブリの宮崎駿監督も訪れ、「魔女の宅急便」でキキがかごに入ったぬいぐるみ(トラブルで黒猫のジジが入りますが)を届けた先の家のモデルはこの島にあるB&Bといわれ、実際にそのB&Bに宮崎駿監督も宿泊し、当時のゲストブックにも宮崎駿監督の名前とともにトトロが落書きされています
(宮崎駿監督の一番好きな国は、アイルランドらしいです)


日本から飛行機を1〜3回乗り継ぎ15〜30時間かけてアイルランドの首都ダブリンへ、そこからバスで30分バスセンターへ、そこから長距離バスで3時間半かけゴールウェイへ、そこからさらにシャトルバスで1時間かけ船乗り場、そこから船で40分
途方もなく遠い島ですが、ぜひチャンスがあれば訪れてみてください











アイルランドで有名なものの筆頭が「アイリッシュ・ブレックファスト」

要はアイルランドの朝食です
ホテルやB&B(日本でいう民宿)によって多少の違いはありますが、基本は

極薄のトースト、シリアル、ベーコン、ソーセージ、ブラックプディング、ホワイトプディング、卵料理、焼きトマト、ビーンズ、オレンジジュース、ミルクティー

このなかで、宿によってないものがあったり、宿オリジナルの食材が付いていたりします
ちょっとランクの高い4〜5ツ星ホテルクラスでは、この他にスコーンやトースト以外のパン、フルーツ類などが加わります

左の写真は、スタンドライトの傘をガムテープで留めてあるような激安ホテルの超ベーシックBut足りないものもない、完璧なるフル・アイリッシュ・ブレックファースト、右は日本の同格ホテルもビックリの、4ツ星ホテルの、あまりにも多すぎるアイリッシュ・ブレックファーストの一部

*プディングとはアイルランド独特のソーセージで、ブラックプディングは豚の血が入り、ホワイトプディングは血が入っていないもの



このアイリッシュブレックファーストを完食すると昼食は食べられません
アイルランドに行くなら、アイリッシュブレックファーストをしっかり食し、昼はミミ付きパンにプロセスチーズを挟んだだけのしょぼいサンドイッチと青リンゴを公園で食べるのがオツな楽しみ方です


アイルランドの朝食







アイルランドのもう1つの「コレ!」はやっぱりギネスビール
そのギネスビールを納品する一幕とその納品された先のパブで演奏するミュージシャンです

ビールを運ぶのに手でもつとは誰が決めたのですか?
あなたの価値観なんてここでは無意味です


この人たちは「手でもって運ぶ」という仕事をしてるのではありません
「運ぶ」仕事をしてるのです
だから彼らは決して怠けてはいないのです

That's アイリッシュ
この運び方で運ぶ風景は歩行者天国がある町ならアイルランドのどの地域でも見られます


ちょっと見にくいですが、演奏中のミュージシャンも足下にギネスを置いて飲みながら演奏してます
曲と曲の間に客より早いペースで飲むのは基本ですが、曲の途中で自分のプレイを中断してまで飲むのも常識
もちろんそれをとがめるメンバーも客もいません


This is アイリッシュ
女性は男性よりもハイペースで飲み干してました。というより、お代わりしまくってました

*アイリッシュとはアイルランド人の意味


アイリッシュパブでのライブinゴルウェイ










アイルランドを訪れた人が必ず訪れる町ゴールウェイ(Galway)
その町から車で30分ほど行ったところにある、アイルランドご自慢の観光名所
モハの断崖


晴れた日はすごくきれいですが、荒れた日は大西洋の荒々しさが目の当たりに
この海は大西洋ですから、風も強い日は強烈です。大の、欧米の男が飛ばされます
今でこそ石で柵を整備していますが、10年ほど前までは柵もなく
毎年数人の観光客は転落死していたと言われる、これぞ外国の観光地でした。
(私もその頃ははいつくばりながら身を海に少し出して、高さ214メートルの断崖を眺めてました)

そんな大地でもアイリッシュハープの音色が...
この恐と安の対比がアイルランドの良さをさらに引き立ててくれます

アイルランド・モハの断崖(クリフスオブモハ)
<モハの断崖 (Cliffs of Moher)>










モハの断崖から内陸へ約30分

最近の世界的なスピリチュアルブームで観光客も昔よりかなり増えました
てか、昔は誰もこんな所に行ってませんでした

石の平らな大地、バレン高原に突如現れる巨石郡
その中でも特に有名なのが、人の背丈の1.5倍はあろうかという巨人のテーブルといわれる石
人が積み上げたのか、自然にできたのか、一説には紀元前3〜4世紀頃のお墓ともいわれています

その真相は分かりませんが、ドルイドの時代に司祭的役割だったドルメン
ドルメンはケルト語の「石(men)の机(dol)」から来ているとも言われていますので、
この巨石が力、権威の象徴だったのかもしれませんね

アイルランド・巨人のテーブル
<巨人のテーブル (Poulnabrone Dolmen)>










わざわざ探す必要はありません
アイルランドはどの町の郊外へ行っても羊や山羊だらけ
放置プレイなので道路にもわんさかいますが、この国ではヒツジさま優先
よけていただくまで気長に待ちます

アイルランドの羊たち







アイルランド一の景勝地といわれるコネマラ
さらにそのコネマラの象徴ともいわれるとあるところにあるB&Bの部屋からの眺めです
ここまでくると日本人も皆無
現地の留学生もここまで足を伸ばしている人はほとんどいません


実はこの写真を撮るちょっと前、妻の無茶な要望に応えたところです
「虹が見たい!」
空を見て、車で移動し、要望が出た5分後には見せてやれました


普通ならあり得ない要望ですが、この地では少しの知識でそれができてしまう
自然を愛する者にはたまらない国です


そんなところでベッドに横になってこの眺め
定番のアイリッシュブレックファーストも付いて一人たったの35ユーロ!(5〜6000円?)
ツアーではありえない醍醐味がココにあります

アイルランド西部・コネマラの夕暮れ
<コネマラの夕暮れ>







さて問題です
これは何でしょう


正解は、昔お城で今ホテル・・・そうキャッスルホテルです
ドラクエのお城みたいでしょう?カクカクで

アイルランドでは一人150〜500ユーロ(2〜10万円くらい?)払えばこんなお城にだって泊まれます
左上の写真には塀と門らしきものが写ってますが、あそこからが敷地ではありません
写真を撮っているところも敷地内
実はこの遙か手前、なんと2キロも手前に門があります

そして右がロビーへ続く玄関と階段
ロビーからは右下のような巨大なステンドグラスもある階段を通ってお部屋へ行きます
レストランは下中央のような贅沢空間です

これだけ贅沢してもここのキャッスルホテルで朝食付きでお一人様150ユーロ(2万円ちょっと)
悪いとは言いませんがヒルトンだのフォーシーズンだの、世界のどこへ行ってもあるホテルに泊まっていたのではアイルランドの良さは分かりません

アイルランドの古城ホテル








スピ系やオールドムービー派の方におなじみの「タラの丘」

アイルランドの原風景でありアイリッシュの心の郷 Hill of Tara です
足下にはアイルランドのシンボル、シャムロック(クローバーの一種)が年中咲き誇っています

右下の石は、このタラの丘にあるリア・ファル (Liath Fail/運命の石)と呼ばれるもので、
ケルト神話やダーナ神族に登場し、ダーナ神族がアイルランドに上陸するときに持ち込んだといわれる四種の神器(四秘宝)の1つです
どこがどう変わってそうなったのか全く分かりませんが、タロットカードのペンタクル(トランプのダイヤ)のモチーフにもなったといわれているようです

日時計ともいわれてますが・・・
正しき王が戴冠式で立てば叫び声を上げ予言をするといわれる、こんなとこに転がしておいていいのかと思ってしまう世界遺産クラスの大秘宝です
(誰でも自由に立ち入れる草むらにポツンとあります)

アイルランド・タラの丘







アイルランドの西にあるアラン諸島のイニシュモア島での《ドルイド》の結婚式の一場面
場所は、聖キーラン修道院という5世紀頃に建てられた教会跡と、教会周辺にある、その教会より相当古いケルト人orダーナ神族が造った遺跡です
ドルイド(教)はキリスト教がアイルランドに伝わる前に信仰されていた自然崇拝の宗教
特に森や木々、クローバーやオークを崇拝していたようです

文字での記録がほとんどないため、正確にはまだ解明されていませんが、
最初にアイルランドに上陸したダーナ神族、その後に上陸したケルト人がしていた結婚の儀と考えられます

これぞケルト、ダーナ神族の源ともいえる聖なる地ですね
遺跡ですから、バージンロードなんてありません
あるのは草と牛のフンだけです


ドルイドたちの結婚式







いきなりアイルランドを思わせる儀式・・・
ドルメンとともに、式の最初、花嫁の周りに結界を張り、妖精が花嫁にイタズラしないようにしているところです
妖精除けの儀式がある国なんて他に聞いたことがありません
(もちろん現代のアイリッシュの結婚式にはこのような儀式はありません)


後ろにいる男2人はミュージシャン
この何もない真っ平らな島に住んでいるはずはありません
アイルランド本土から連れてきました
演奏は、フィドル&イーリアンパイプ


アラン諸島に古くから住む人たちの本来のアラン式は白いアランセーターを着ますが
ドルイドやダーナ神族、ケルト人、北欧バイキング、ノルマン人・・・
この島に渡ってきた時代も人種も違うので、式のスタイルも違います
この結婚式は、現代のキリスト式よりも古いアラン式よりもさらに古い、ドルイド、ダーナ神族、ケルトのスタイルです



話は戻って結婚式第三幕、新郎が天の力を授かるためにとある石に触れ、ドルメンに祈ってもらっている場面です
指にはクラダリングが輝いてます

また写真は割愛してますが、新婦は井戸から汲み上げた地下水に手を浸して祈りを受けます(第二幕)
大地の力を授かるためだそうです


新郎は天の力
新婦は地の力
この後の儀式で、風や火の力を授かり
自然いっぱいのパワーが夫婦に授けられます

ドルイドは森羅万象、全ての物に神や精霊が宿ると考える、自然崇拝の宗教ですから、
キリスト教や、イスラム教、ユダヤ教のような唯一絶対神はいません
ですから儀式の中に神との約束(契約)はなく、天や地、風などの自然の力を授かる儀式となります




ドルイドの結婚式 クラダリング







場所は変わり、修道院内での一場面
火や風の力を授けてもらう儀式をしています


本当はまだまだあるのですがいきなり最終回

映画「ブレイブハート」でもありましたね
特別な紐で結ばれ、これをもって2人が夫婦となるところです

実際にはこの後も儀式は続きます





ドルイドの結婚式続き







少しマニアなスポットをご紹介

キャロウモア古代遺跡(キャロウモア遺跡)です
イエーツのふるさと  -アイルランド北西部-  スライゴのはずれにある、アイルランドで最古の遺跡の1つです

5500年〜6500年ほど前に造られ、アイリッシュ・レイライン上にあるものだそうで、ダーナ神族とも深い関わりがあるといわれている遺跡です
日本のように着飾ったアフターデコレーションは施されていませんから本当にポツンポツンとあるだけですが、
ニューグレンジ古墳やクロンマクノイズ同様、スピリチュアルな人や歴史に興味のある方にはお奨めのスポットです
ニューグレンジ古墳のように、大量の観光客がいたり、ツアー形式の見学ではなく、人も少なく自由に散策できるところがいいですね

2010/11/20放送の「世界ふしぎ発見!」でも海南江ちゃんが訪れてました(TBSでの紹介ページはこちら


アイルランド・キャロウモア遺跡








アイルランド・ダブリンツアーの郊外オプションツアーで人気の高いスポットがココ
トリム城
ダブリン観光の1日オプショナルツアーはたいていグレンダロックかここトリム城なんですよね

トリム城は周りに大きな建物がなく、かなりの部分が残っているので被写体としては最高です
写真は、トリム城と、その頂からの眺めです
偶然、結婚式で移動中のアイリッシュを発見したので勝手に激写


アイルランドの結婚式







今のアイルランドではありませんが、今はなきユーロ導入前の現地通貨、「アイリッシュ・ポンド」です
日本でアイリッシュ・ポンドに換金するには、2つの銀行(当時の第一勧業銀行と三菱銀行)の、しかもそれぞれ1つの支店でしか取り扱いがなかったという、日本人にとっては激レアマネー
しかも当時現地アイルランドでさえも一般では全く出回っていなかった50ポンド札
当時、わざわざアイルランドで一番大きな銀行Bank of Irelandのダブリン市内の大きな支店に行ってやっと入手したもの

この頃のアイルランドは、まだまだ先進国の仲間入り前で、今以上に50ポンドが大変高価なとき
さらには日本人も現地の日本大使館の話で、長期滞在者(3ヶ月以上)が50人未満だった時代
そんな頃の50ポンド札をユーロにも日本円にも換金せず、しかも日本で保管しているのはかなり珍しいのではないでしょうか

店長のお宝トップ2のうちの1つです(もう一つはペレに目の前で書いてもらった直筆サイン!)

ちなみにこのお札かなり大きいです
たて18cm×よこ9.5cmもあります


アイリッシュポンド50ポンド札
たぶんこっちが表
 

  50アイリッシュポンド札
で、こっちがおそらく裏