アイルランドの指輪《クラダリング》とは

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最近当店の研究内容を他店に盗用されて困ってますが・・・お店の方は引用をご遠慮ください m(_ _)m
でもクラダリングの良さを日本の皆様に知って頂きたく、研究結果をお伝えします

以下の内容は、全て当店独自の研究であり、現地情報をできる限り正しくお伝えするため、日本やアメリカのサイトは一切参考にしておりません
万一、他の日本語サイトと内容が異なりましても、あくまでも当店独自の研究結果としてご了承ください。

〜Claddagh Ringの日本語表記〜

クラダリングは、claddagh ringを日本語表記したものですが、
クラダーリングやクラダックリング、クラダッホリングという表記もあり、これが正解というものはありません

現地のアイリッシュ(アイルランド人)の発音を聞く限りでは、10年ほど前まではクラダックの「ック」とクラダッホの「ッホ」の間の言葉で引っかかって発音されていましたが、最近のアイリッシュの発音は「gh」をほとんど発音しませんので、現在の発音に最も近いのは「クラダリング」ではないかと考えています。
(今も昔もアイリッシュは「ダー」とまで長く伸ばしませんが、「ー」の半分の「ー」くらいの「クラダーリング」でもかなり近いです)

ただ英語の発音は、日本語同様、年々変わっていますので、今後さらに変わってくるかもしれません

ちなみに、アイルランドの固有名詞は、元々ゲーリック(アイルランド語)でそれがのちに英語表記に直されたものが多いため、語尾の「gh」は英語と異なり、「gh」を発音する場合、クとホの間で発音するのが一番近いようです
 
クラダリングの郷アイルランドのイメージ

〜名前の由来〜


アイルランドでは、愛と幸せの指輪として、絶対的な知名度を誇るクラダリングですが、起源は定かではありません

クラダリングの名称は、クラダ村の人々が好んで着けていたことに由来しているといわれています
そのクラダ村は、アイルランド西部の港町「ゴールウェイ」から川を挟んだ西隣にある人口3000人ほどの小さな漁村です
(現在はゴールウェイ市に併合され、ゴールウェイの住宅街の一角ですが、昔は、王様・法律・税金など独自の国だったようですし、またクラダという地名はゴールウェイの北部カウンティースライゴにもあります)

一説では、ゴールウェイの西のクラダ村出身者、リチャード・ジョイス氏が作った指輪だからといわれていますが、このクラダリングの原型を作った人がリチャード・ジョイス氏なのか、またクラダ村出身者なのかという確証は一切なく、ゴールウェイや旧クラダ村およびその北〜北西部一帯のコナート州出身というのが最も有力な説です
 

指輪クラダリングと天使


〜クラダリングの歴史〜


クラダリングの由来には複数の説があります。



「ケルトの森が最も有力と考える説」

ゴールウェイ近郊出身のリチャード・ジョイスによって原型が作られたとされています。

リチャード・ジョイスはアルジェリア人に奴隷として捕らえられ、ムーリッシュ・ゴールドスミスに売られ、そこで職人として教育されました。
1689年、彼はウイリアム三世の力で奴隷から解放され、そのときムーリッシュから、「ムーリッシュの娘との結婚と、財産の半分を差し出す代わりに残って欲しい」との申し出がありましたが、その縁談と財産分与を断り、故郷アイルランド・ゴールウェイへ戻りました。

ゴールウェイに戻った後、しばらくして妹が結婚することが決まり、そのとき奴隷時代に培った技術を活かし、このクラダリングを作り、妹にプレゼントしたのです。

このとき制作しプレゼントした指輪がクラダリングの原型と語り継がれています。
(この時点ではクラダリングと命名されておらず、あくまでも原型であり、現在のクラダリングとはかなり形が異なっていたようです)




「第二の説(神話説)」

昔々、マーガレット・ジョイスという女性が、ドミンゴ・デ・ローナというスペイン人男性と結婚し、スペインへ嫁ぎました。
しかしドミンゴは結婚後間もなくして亡くなり、莫大な遺産を彼女に残しました。

未亡人となったマーガレットは、その後1596年にアイルランドへ戻り、ゴールウェイ市長オリバー・オグフレンチと再婚しました。
彼女は前夫の全遺産で基金を設立し、コナート州(ゴールウェイ市や旧クラダ村、コネマラ地方を含む一帯)に橋を次々と建設したのです。
その慈悲深い行為の祝福として、ある日、神がワシを遣わし、空から彼女のひざの上にクラダリングを落としていったといわれています。



この他にも説は数説あり、結局のところ、このクラダリングの発祥となった最初のストーリーはアイルランド人も分からない、神秘です

ただ一ついえることは、ブランド・ノーブランド問わず、他の指輪と違って、商売のために生まれた指輪ではないということです
お金儲けのために生まれてきたデザインではなく、純粋な気持ちから生まれた、非常に貴重で珍しい指輪なのです

だからこそ、今でもこの指輪と伝説は受け継がれ、今も色あせることはないのでしょう
 
指輪クラダリングの郷の十字架

〜幸運を運ぶ指輪「クラダリング」〜


クラダリングのハートは【愛】
王冠は【忠誠】
手は【博愛・友情】
を表しているといわれています。

「Let Love and Friendship Reign (愛と友情に支配させよ)」
という言葉と共にこのクラダリングは語り継がれ、この指輪をする者は愛と友情、そして幸せが得られるといわれています。
 
クラダリングの郷アイルランドの協会(ケルト)

〜指輪のつけかた〜


指輪の着ける向きや指によって込められた意味が異なり、
指輪を右手の薬指に逆さまにつけると”恋人募集中”を意味し、
左手の薬指に逆さまにつけると、”婚約中”、
左手の薬指に正方向につけると、”恋人がいる、又は既婚者”を表しています


発祥、由来も諸説あるとご説明しましたが、実はこのつけ方、これにも説があります。

右手に逆さまにつけると”恋人募集中”を意味し、
右手に正方向に付けると、”婚約中”、
左手に正方向に付けると、”恋人がいる、又は既婚者”を表しています

ちなみに、正方向とは自分から見てハートが手前で王冠が外側になります
この他、婚約時の付け方がない説や、左手の中指に逆さまにつけると婚約となる説もありますが、上記の2種類が主なつけ方です。

クラダリング以外に、結婚指輪や婚約指輪、その他の指輪をされていることも多いので、最近では指輪の向きだけを(正方向は相手あり、反対は募集中)だけを気にするアイリッシュ(アイルランド人)も多いです。
アイリッシュは良く言えばおおらか、悪く言えば適当な性格ですので、本場の流儀に従って、みなさんの思い思いのつけ方が一番正しいつけ方なのかもしれません。

日本人でしたら、風水の考えを混ぜてるのも、楽しいのではないでしょうか
これまた流派など諸説あるものの、(飛星派風水にはこんな考え方ありませんが)
たとえば、
右手の親指は、リーダーになりたい、人の上に立ちたいと願うとき
左手の親指は、難関を突破したいとき
右手の人差指は、恋愛運up
左手の人差指は、積極性を持ちたいとき
右手の中指は、邪気から守ったり、パワーが欲しいとき
左手の中指は、霊力、インスピレーションのup
右手の薬指は、恋愛運upや心の安定
左手の薬指は、願いの成就
右手の小指は、自分を魅力的に見せたり、幸せを招く
左手の小指は、願いの成就やお守り

クラダリングの言い伝えと風水を混ぜると
恋人や配偶者がいない人は、右手の薬指に反対方向に
パートナーがいる方は、左手の薬指か小指に正方向に
着けるのがいいのかもしれませんね(店長は既婚者なのに右手ですが・・・汗)
 
アイルランドとクラダリングのイメージ風景

〜世界中で愛される指輪「クラダリング」〜


欧米では、女性はもちろんのこと、男性にも大変人気があり、ファッションリングから、ラブリングとして、ペアリングとして、幸せを願って、さらには婚約指輪や結婚指輪としても愛用し、一生涯、着けている人もたくさんいます。
親から子へ代々受け継ぐ家もかなりあるようです。
さらにアイルランドのみならず、アイルランド系移民の多いアメリカやカナダでも大変人気がある指輪です。


元々庶民の間では古くから有名だった指輪ですが、スウェーデン王室初の女性王位継承者となったヴィクトリア王女がこのクラダリングを大変気に入って愛用したことに端を発し、今では、欧米の多くのセレブが愛用する指輪にもなっています。

このクラダリングを愛用している著名人は当店が把握しているだけで
(日本人は当店のお客様も含まれるため記載しておりません・・・本当は書きたいの山々なのですが・・・)


ヴィクトリア王女 (スウェーデン初の女性王位継承者で現王太子/1977年生)
グレース・ケリー大公妃 (ケリーバッグの名付け元となった妃、ハリウッド女優のち結婚してモナコ大公妃に)
アレキサンドリア女王 (イギリス女王)
エドワード7or8世 (イギリス王)
ジョージ5世 (イギリス王)
ウォルト・ディズニー (ミッキーマウスの生みの親)
レーニエ1世 (モナコ大公)
J.F.ケネディー (第35代アメリカ合衆国大統領)
リチャード・ブランソン (ヴァージングループ創業者)
ミア・ファロー (ハリウッド女優)
モーリン・オハラ (ハリウッド女優)
ジョン・ウェイン (アメリカ俳優)
ガブリエル・バーン (ハリウッド&ブロードウェイ俳優)
ビング・クロスビー (ハリウッド俳優&歌手)
ジョン・ヒューストン (映画監督・007など)
ソニア・オサリバン (世界陸上・女子5000m金メダリスト)
ジョージ・ケロッグ (発明家・手錠など)
ウィンストン・チャーチル (第61代イギリス首相)
レディー・ダッドリー (英レスター州伯爵夫人)


さらにはハリウッド映画にも「愛」や「絆」を表すアイテムとして登場しています。


クラダリングは、恋愛や総合的な幸せのお守りとして、婚約・結婚指輪として世界中でたいへん多くの方に愛されていますが、デザインそのものの評判もいいため、クラダリングに込められた意味に関係なくつけている方もたくさんいます。
 
指輪クラダリングの基礎ケルトクロス


〜いろいろあるクラダリング〜

クラダリングは「これ!」という完全な定型の指輪ではありません

共通しているのは「アイルランド製」と「手」、「ハート」、「王冠」という基本のみです
初期の頃(17世紀)のクラダリングにはこの王冠さえあったりなかったりとしていましたので、手、ハート、がクラダリングのミニマム定義になるのかもしれません
(現在でも王冠のない指輪も、現地アイルランドでクラダリングと名乗っていることも散見します)


クラダリングは、アイルランド政府が多くの国で商標登録しているため基本的にはアイルランド製のクラダリングしか「クラダリング」と名乗ることはできませんが、日本での商標登録は当店では確認できていませんし、日本国内ではオーストラリア製も出回っているようです。



現地アイルランドのクラダリングは、「両手で王冠をかぶせられたハートを持っている」指輪が主流ですが、王冠の山?は、2ッ山のものや3ッ山のものなど工房によって違います。
手の大きさや王冠の縦横比など、バランスも工房・メーカーによってかなり違います。
さらには、ハンドメイドから機械プレスまで様々なクラダリングがあります。
TJHというメーカーが大量生産しているため数では圧倒的で、アイルランドの首都ダブリンでは路上販売でも安価で手に入れることができます。


さらにクラダリングには様々なバリエーションが存在します。
ハートの部分に宝石をちりばめたり、王冠の中にダイヤモンドを入れたものなど様々な種類があります。
値段も様々で、露店で売っているケースもなく純度の低いシルバー製の1000円程度(5〜7ユーロ)のものから、シルバー925を使ったハンドメイドのクラダリングで2万円前後、天然ダイヤモンドやサファイア、エメラルドなどをあしらった数十万〜数百万円クラスのクラダリングまであります。


素材は低純度のシルバー、シルバー925(スターリンシルバー)、9Kt・10Kt・14Ktのイエローゴールドやホワイトゴールドがほとんどです
プラチナは、欧米ではアクセサリー素材としてあまり利用されないため、ホワイト系の高級素材はホワイトゴールドが一般的です
また、アイルランドではピンクゴールドが全く人気がないため、イエロー系クラダリングは普通のイエローゴールドが一般的です
また、指輪は変形したり傷が入り易いため、欧米では14Ktが一般的には一番高級な純度として制作されています
(イタリアは18Ktやレッドゴールドも多いですが、アイルランドでは14Ktやイエローゴールドが一般的です)


〜当店のクラダリング〜


当店は、クラダリングが生まれたアイルランド西部の小さな田舎町で、
クラダリング一筋、この道40年の匠の職人によってハンドメイドされ、アイルランド政府認定の刻印が入った本物中の本物のクラダリングを直輸入しています


アイルランドには土産物屋向けの工場から、高級宝石店向けの工房まで数多くあり、当店は、その中でも最高の技術を持つ工房と提携し、

しかも本物のクラダリングでは当店が(たぶん)唯一、日本標準規格で輸入しています
(指輪のサイズ規格は国により異なります)

是非一度当店のクラダリングシリーズをご覧ください