〜いろいろあるクラダリング〜 クラダリングは「これ!」という完全な定型の指輪ではありません。 共通しているのは製作国と「手」、「ハート」、「王冠」という基本のみです。 初期の頃(17世紀)のクラダリングにはこの王冠さえあったりなかったりとしていましたので、 アイルランド製、手、ハート、これだけがクラダリングの定義になるのかもしれません。 クラダリングは、アイルランド政府が各国で商標登録しているためアイルランド製のクラダリングしか「クラダリング」と名乗ることはできません。 また形はおおざっぱに「両手で王冠をかぶせられたハートを持っている」ということくらいで、王冠の山?も2ッ山のものや3ッ山のものなど工房によって違います。 全体的なバランスも工房・メーカーによってかなり違います。 ハートの部分に宝石をちりばめたり、王冠の中にダイヤモンドを入れたものなど様々な種類があります。 値段も様々で、現地の露店で売っている1000円程度のものから、高級宝石店で販売する数百万円クラスのクラダリングまであります。 素材は低純度のシルバー、シルバー925(スターリンシルバー)、9Ktゴールド、10Ktゴールド、14Ktゴールド、ホワイトゴールドが大半です。 シルバーのクラダリングは、特に品質差があります。 ダブリンの露店で売られている1000円の低純度で作りも粗末なものから、 シルバー925を使ってはいるが製作工程のほとんどが機械で行われているもの、 シルバー925を使い、作業もほぼ全て手作業で行うものなどあり、 それによって価格も、現地店頭価格でも1000円〜2万円とかなり幅があります。 プラチナは、ヨーロッパではアクセサリーの素材としてほとんど愛用されていないため、 ホワイト系の高級素材はホワイトゴールド、 イエロー系はハートに傷が付きにくくかつ純度の高い素材として14Ktのイエローゴールドが通常最も高級なクラダリングとなります。 ホワイトゴールドは(イエロー)ゴールドをベースに銀やパラジウムなどを混ぜる高級合金ですが、 その混ぜる金属の種類や配合比率などによって品質が異なり、価格も大きく異なりますが、 一般的にヨーロッパで生産されるホワイトゴールドは、パラジウムの配合率が高いものが多く、品質は良くなりますが価格も高くなります。 (2007年3月現在、銀は1グラム50円前後、パラジウムは1グラム1500円前後)